導
入
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5
分
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既習曲の演奏
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「主よ人の望みの喜びよ」をリコーダー四部合奏しながら、旋律と和音のかかわりを確認する。
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・各パートの旋律を確認させ、和音進行の中での役割・位置付けを意識させる。
・「リコーダーの和声」と「伴奏の旋律」が関わりあい、互いに引き立てあっていることを感じさせる。
・和声の変化により曲の表情が変わることを実感させる。
・ブレス・フレージング等を
確認させる。
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展
開
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35
分
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テーマとなる旋律とその和音進行の確認
テーマとなる旋律に重ねる旋律の特徴の理解
旋律の組合せについての理解
旋律の組合せたときの響きの確認
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「 Alleluia 」をリコーダー二部合奏し、旋律を確認する。
1 テーマとなる旋律(Alleluia)に重ねることになる旋律を、順に楽譜を見ながら聞いて理解する。
2 それぞれテーマとなる旋律と重ねながら確認する。
(1)「生徒作品」(3曲)
(2)「きらきら星」
(3)「威風堂々」
(4)「G線上のアリア」
(5)「パッヘルベルのカノン」
(6)「HOWEVER」
(7)「真夏の果実」
(8)「 Let
it be 」
(9)「少年時代」
(10)「夢の世界を」
拍子のかかわりを考えながら楽譜と音 で確認する。
(11)テーマとなる旋律と重ねるだけで なく、それぞれの旋律をどのように組 み合わせてもよいことを理解する。
前時までに各自が選んだ旋律の組合せをパソコン上の音を通して確認し、アンサンブル曲の構成に結びつける。
代表生徒の例を通して自分の組合せについても考える。
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・特に和音進行に意識を向けさせる。
・プロジェクターの楽譜とシンセサイザーの音を通して確認し、テーマと調和することを感じ取らせる。
(1):テーマの和音進行と響きあうことを聴かせる。
(2)(3)(4):短い旋律を繰り返すときは、前半で半終止の形をとることに気づかせる。
(5):16小節でまとめるために最後の小節を終止形にすることを伝える。
(6)(7)(8):弱起の曲の「音の始まり」と楽曲の「始まりの小節」を区別させ、合奏時の1拍目を理解させる。
(9):調性の違う曲でも同じ和音進行であれば、移調することで響きあえることを実感させる。
(10):「2拍子」と「2拍子系の複合拍子」について、二つの拍子のかかわり方を理解させる。
(11):言葉だけで説明する。
・あらかじめ確認したい旋律の組合せを回収しておき、効果的な組合せ例を選んで紹介する。
・曲の特徴を考えた、響き合う組合せを発想させる。
・旋律が主張しあう場合と溶け合う場合のハーモニーの違いを捉えさせる。
・リコーダー合奏であることを確認し、対旋律の音域に注意させる。
・各旋律の音の高さに意識を向けさせ、バランスを考えた組み立てを促す。
・演奏速度に着目させ、選んだ曲に相応しい速度設定を考えさせる。
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まとめ
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10
分
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リコーダー演奏と音の広がりの理解
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(2)(3)(4)(6)(9)(10)の旋律をメドレーでリコーダー演奏する。
その際、あらかじめパソコンで設定したテーマとなるAlleluiaが必ず流れ、さらにそれぞれの旋律とは別の曲が同時に流れるのを聞く。
自分の演奏した曲の音が広がる様を確認する。
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・各旋律の特徴を考え、適切な表現を用いた演奏を目指すよう心がけさせる。
・各旋律を新鮮な視点で見直させるために、1曲ごとに間奏を入れる。
・曲のまとめとして、最後の楽曲に合わせて終止形を用いていることを知らせる。
・「アンサンブル曲創作」への取り組みに意欲を持たせる。
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