岩手県北上市立江釣子小学校  指導案

 
情報機器の活用における意欲に関する調査

情報機器を活用することについての意識は、授業前と授業後ではどちらも活用することに意欲的であるという結果が出た。授業後に一部意欲的でなくなった児童がいたが、その理由は、「キーボード入力や手順などのコンピュータの操作を難しい」、「コンピュータを音楽の学習で使わなくとも良い」であった。コンピュータの操作が得意な児童の意識としては、「もっと自分の思い通りに学習をしたかった」ということが挙げられた。また、多くの児童がコンピュータを使用した学習について楽しかったと回答していた。これらのことから、分かりやすい操作方法の提示や指導を行ったり、コンピュータを学習で活用する意義をしっかりと考えて取り組むことにより大部分の児童が意欲的に学習活動に取り組むと考えられる。

 
   
情報機器を活用してのコミュニケーションおよび情報機器の応用に関する意識調査

情報機器を活用してのコミュニケーションに関する意識調査では、多くの児童が自分の考えを発信したり、他の人の考えを知る手段として有効であると考えている。しかし、学習活動で活用したように、今後もコンピュータを活用していきたいかという問いに対しては、どちらかといえばそうしたくない、そうしたくないという考えの児童もいた。これは、コンピュータが情報の収集、整理、発信の手段として有効であるということを認めてはいるが、活用するかどうかは別であるということを示していると考えられる。このことは、上記でも述べたように、コンピュータの操作能力の育成と活用意義をしっかりと位置づけることにより改善されるのではないかと考える。

 
  

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