岩手県北上市立江釣子小学校  指導案

 
実践結果の分析・考察

構築したソフトおよぴコミュニケーションのためのネットワークシステムを用いて授業実践を行い、事前、事後の意識調査、交流のぺージヘの書き込み結果の調査を実施した。その結果の分析から成果と課題について考察する。

  
(1) 調査内容
情報活用の実践力の育成に関する状況の観察と調査

情報活用の実践力の育成状況を見るために、児童のホームページ作成の状況や児童の交流ぺージヘの書き込み状況の観察を授業中に行う。また、作成したホームページの内容や児童相互の交流のページヘの書き込みについての内容や書き込み数などを事後に調査する。

情報機器の活用における意欲に関する状況調査

情報機器を活用すること、また、情報機器を活用し音楽を表現する活動への意欲の変容を、質問紙を用いて事前、事後に実施する。

情報機器を活用してのコミュニケーションおよび情報機器の応用に関する意識調査

情報機器を活用してのコミュニケーションおよび情報活用機器の今後の活用への意識についての調査を、質問紙を用いて事後に実施する。

(2) 結果の分析と考察
情報活用の実践力の育成に関する状況の観察と調査

情報活用の実践力の育成状況については、授業中や事後に個人の交流ぺージヘどのくらいの書き込み数があったのか、また、書き込み数とふしやホームページの内容との関係などの調査から分析と考察を行った。

(ア) 情報を収集する力について

授業中の児童の様子を観察したところ、どの児童も、ホームページを閲覧するためのコンピュータ操作を行い、他の児童が作成したふしをホームぺージ上で鑑賞することができていた。また、自分への交流のぺ一ジの書き込みを読みとることができていた。これらのことから、情報を収集する力が育成されたのではないかと考える。

(イ) 情報を整理する力について

児童一人ひとりのホームページ作成の様子や作成されたホームページの内容を見ると、どの児童もホームページを作成することができていた。文字の色や大きさ、形などを工夫したものも多く、児童それぞれが自分のつくったふしの紹介をホームページにまとめることができた。このことにより、情報を整理する力が育成されたのではないかと考える。

 
  
  

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