事後の交流のぺ一ジの書き込みについて内容を調査したところ、一人ひとりの書き込み内容や書き込み件数について差が見られた。これは、文字入力をはじめとしたコンピュータの操作が得意な児童ほど多くの書き込みを行っていたことから、コンピュータの操作方法の習熟がその差に影響していると考えられる。しかし、すべての交流のぺージに対して書き込みがあった。また、すべての児童が交流のぺージに書き込みを行うことができていた。書き込み件数で見ると、1件~6件の書き込みがあった交流のぺージが最も多かった。4学級の全書き込み件数は828件で一人当たり約6件の書き込みがあったことになる。中には、24件の書き込みがあったぺージも見られた。印象に残るふしを作成したり、ホームページでふしについて分かりやすく紹介したホームページなどは、交流のぺージヘの書き込み件数が多く、作成したふしやホームぺージの完成度によっても書き込み件数に違いがみられた。また、普段の学習ではあまり自分の意見を発表しない児童でも、この交流のぺージを通して自分の感想を書き込むことができていたので、自分の考えを明らかにし、その内容を発表する手段として有効に活用できたと考えられる。これらのように、ホームページ上の作品を鑑賞し、その作品に対して意見や感想を交流のページに書き込むことができたことから、情報を発信する力が育成されたのではないかと考える。 |