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第 3 学 年 総 合 的 な 学 習 活 動 案 |
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指導者 片山利江 |
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三樹由紀子 | ||||
1、日時・場所 | 平成12年11月22日(水)第3校時 | |||
PC室 家庭科室 図工室 第一理科室 第二理科室 | ||||
2、題材名 | ケナフだいだい大ぼうけん | |||
3、題材の目標 | ||||
(1) 総括目標 | ||||
育ててきたケナフの生長・収穫を喜び、ケナフについて様々なことを調べたり、紙づくりなどの活動を通して環境を大切にする気持ちをもつことができる。 | ||||
(2) 観点別の目標 | ||||
[関心・意欲・態度] | ||||
・種子まきから結実までのケナフの成長に関心をもって察しようとする。 ・パルプづくり、紙づくりの作業をすすんでしようとする。 ・ケナフを使った様々な活動を調ぺ、計画し、意欲的に敢り組もうとする。 |
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[思考・判断] | ||||
・自分の生活との関わりについて知り、考えることができる。 | ||||
[技能・表現] | ||||
・ケナフを使ってパルプづくりや、紙づくりができる。 ・ケナフを使った様々な活動を考え、計画をたてて実践できる。 |
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[知載・理解] | ||||
・ケナフは生活のなかで幅広く使われていることを知ることができる。 | ||||
4、 題材について | ||||
・子どもの実態(1組 32人、2組 32人、3組 31人、4組 31人) 5月初旬、杜会科で公民館の学習をした時、「去年、公民館でケナフの紙作りをしたよ」と、いう子がいた。「ケナフってなあに?」「ケナフで紙が作れるの」「紙作りがしたいな」と、いう話からケナフに関心をもち<ケナフで紙作りをしたい>という願いをもった。 6月に一人一粒の種を持って畑に行き、大きく育つように願いをこめて種まきを実施した。「ちゃんとそだってくれるかな?」「どれくらい大きくなるのかな?」子どもにとっても、教師にとってもはじめての体験であるので期待と不安は大きいものがあった。子どもたちは、紙を作りたい・ケナフの木に登りたい・食べてみたい・絵をかきたい・詩や作文をつくりたい・どこまでのぴるか調べたいなど3年生らしい願いをたくさんもつことができた。 夏休み前は、子どもたちの腰のあたりまでしかなくヒョロヒョロで大きく育つのかなあと不安を感じたが、9月になって畑に行くと美しい花が咲き、そぴえたつように生長したケナフにおどろき感動した。しかし「ケナフに登りたい」と、楽しみにしていた多くの子どもは茎の太さを見て「これでは登れないね」と、ちょっとがっかりしていた。 10月には、保護者の協力を得て全員の児童が紙作りを体験できた。種まき・収穫・パルプ作り・紙作り、一連の活動を全て体験できたことで<ケナフは本当は紙になるんだ>ということがわかると同時に、大きな自身につながりケナフを身近なものに感じることができるようになった。 2学期には、学校でインターネットを学習したので家のパソコンから[ケナフ・紙の作り方・食べ方]などいろいろ調べて来る子がでてきたので教室や廊下に掲示した。現在はケナフを通してやってみたいことをグループに分かれて学習を進めている。作りだけにこだわらずケナフを広くとらえて楽しく意欲的に取り組もうとしている。畑には各クラス一本、太いケナフを残しており年末には種とりを楽しみにしている。 ・教材について ケナフはアフリカ原産の一年草。木の7~8倍も二酸化炭素を吸収したり・紙の原料として知られており、最近ケナフを使った紙製品はいろいろな場所でみられるようになった。種をまいて半年で高さ3~4メートルになり、茎が直径が3~4センチメートルに生長する。食べることが可能で極めて栄養価が高いという。 このように魅カ的な教材を3年生では活用し実践をすすめてきた。 ・紙作りをしたい。 ・ケナフの花や葉を絵に描きたい。 ・俳句や詩をつくりたい。 ・ケナフと背くらべがしたい。 等、自ら課題を見つけ、自ら考え、主体的に取り組もうとする意欲をもつことができた。 |
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