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10. 考察 | ||
★教材としてケナフに取り組むのは本校では初めてであったので何もかも手探りの状態で進めていったが、 児童は活動 への意欲を損なうことなく主体的意欲的に取り組むことができた。 ・ ケナフは思った以上に育てやすく、大きく育つ。そのため短い日数で葉の形、背の高さ、つぼみ、花、実へと変化するの で子どもの興味がとぎれることがない。 ・ ケナフは根から茎、葉の先まで全て使うことができるので活動が広がる。 ・ 成長が早く観察しやすいが、一番の成長期が夏期休業中だったので観察が一時中断した。(ケナフの背丈7月後半… 児童の背丈ぐらい9月上旬…4m以上) |
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★視聴覚機器の活用が可能な教材である。 ・ 題材が新鮮で多くの人が興味をもって取り組んでいるので、インターネットなどで多数の情報を手に入れることができる。 ・ 葉や花は形が大きく色も美しいのでデジカメで撮り、多方面に活用できる。 ・ 音楽のソフトを活用してケナフの歌の作曲ができる。 ・ 何故、今ケナフなのか。学習を進めていく過程で環境にいい植物で捨てることなく丸ごと使えることが分かり、 調べがいの ある教材に出会えた。 |
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★児童の願いを大切にして活動できた。 ・ 種まき ・ 観察(葉は成長すると形を変えていくので観察が楽しみになった) ・ 背比べ(ぐんぐん成長していくので楽しみが大きい) ・ デジカメでの写真(カレンダーの作成にも有効であった) ・ 紙すき(インターネットや本を参考にして全員の児童が体験した) ・ クッキーにして食べる・俳句・絵画・挿し木 ・ ケナフの歌をパソコンで作成する。 以上の体験的な学習は全員の児童が取り組むことができ、満足感をもてた。むクッキーづくり、ケナフ炭づくり、染め物、 調べ学習、工作など多岐にわたって課題が見つけられたので、希望にそって体験を深めていった。 |
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★学年研究としては手探り状態であったがケナフのことを知つている人からの助言や支援があり、 研究を進めることができた。 公民館 ・・・ 田名公民館の昨年度の活動でケナフの栽培から紙づくりを一年をかけて実施した。 3年生の児童が親子で参加していたので、活動のきっかけとなった。 自然の村・・・紙づくりの段階こおいて、インターネットやテレビ放送・本などから色々な方法を知ることができたが、 より適切な助言をいただくことができた。 保護昔者・・・どの児童も紙づくりを体験したいという願いをもったので・保護者の協力が必要となった。 多くの方がボランティアとして協力してくださったので全児童が安心して紙づくりの活動を取り組むことが できた。 |
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★3年生では体験的な学習が中心となったが、学年が進むに従って環境(空気・二酸化炭素、酸素.・・)との関わりなど 科学的興味を満足させる教材であるので・活用の広がり、深まりが期待できる。` |
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