月潟村立月潟中学校  指導案

3. 本時の学習
 
(1)

本時のねらい

  • 進んで活動に取り組むことができる。

  • 曲の構成を考えながら副旋律を創作することができる。

(2) 本時の構想

生徒は、画面に打ち込んだ楽譜を見ながら正確に再現される演奏を聴くことができるので、集中して取り組むであろう。そこで、始めはコンピュータに自由に触れさせ、音楽づくりに興味を持たせたい。しかし、時聞が経つにつれて色々な問題点(間違った拍数によるリズムのズレ、不協和音による音のにごりなど)が出てくると思われる。そこで、前時に学習した曲の構成をもう一度確認することでそれらの諸問題を解決し、よりスムーズな活動へと導きたい。
なお、個別学習が中心となるため、一人一人の生徒に対する支援の時間が少しでも多く取れるようにT.Tで進めたい。そして、授業の最後には本時のまとめとして自己評価カードを記入し、次時へとつなげていきたい。

 
(3) 本時の展開
  学習内容 生徒の活動 教師の支援 評価
T1の支援 T2の支援


本時の学習目標の確認





基本的な操作方法の確認
  • 本時の学習内容を確認する。
”旅愁”の副旋律を作ろう。
  • 音符・休符の記入方法、再生方法を画面で確認する。
  • あらかじめ板書し、意識づけを行う。
    ※教師用の画面を一斉送信で送る。
  • 一つ一つの音符の記譜の方法は以前に学習しているので、”コピー”などのより便利な方法を2、3種伝える。
  • 生徒全体の様子を見取る。
  • 学習課題を把握していない生徒に助言する。

副旋律づくり①
  • 自由に音符・休符を記入し、演奏を聴いて訂正する作業を繰り返す。

《予想される生徒の取り組み》

  • 曲の構成を意識して正確にスムーズに作る。
  • 曲の構成には気づかないが、拍数を正確に作る。
  • 拍数の理解力が浅く不正確だが、進んで自由に作る。
  • 拍数や音符・休符の理解力が浅く、なかなが作業が進まない。
PC1~6、9~15担当 PC17~22、24~29担当
  • 随時巡視し、生徒の進み具合やつまづきを確認する。
  • 必要に応じて助言はするが、この段階ではあくまでも記譜と再生を体験することで曲づくりに興味を持たせたい。

 

  • 進んで活動に取り組んでいるか。
    (観点①)



































  • 曲の構成を考えながら副旋律を創作しているか。
    (観点③④)
曲の構成の再確認
創作例の視聴
  • 画面を視聴して、曲の構成や創作例を確認する。
  • 下記の内容の楽譜を画面に提示し、創作の参考にするよう助言する。
  • 1小節の正確な拍数(4分の4拍子)
  • 簡単な音符・休符を使った旋律の例
  • 和音の構成音を使用した旋律
    (C、F、G7)
  • 二部形式を考えた旋律
    ※この2点は前時に学習済み
  • 非和声音の使い方
  • 生徒全体の様子を見取る。
  • 学習課題を把握していない生徒に助言する。
副旋律づくり②
  • 曲の構成を考えて、副旋律づくりをする。

《予想される生徒の取り組み》

  • 曲の構成を理解し、自由な発想で順調につくる。
  • 作りたい旋律は浮かぷが、それを記譜できずにいる。
  • 構成を考えずにつくる。
  • 安易に仕上げてしまう。
    (例:全音符だけなど)
  • どう取り組んで良いのかわからず、活動が進まない。
  • 随時巡視し、生徒の進み具合やつまづきを確認し、助言する。
  • 特に活動が進まない生徒を中心に助言する。
  • 生徒の取り組みに応じて次のように助言する。
良い点を見つけ、称賛する。
旋律を歌わせて教師側で記譜し、それを参考に続けさせる。
もう一度、和音や拍数について説明する。
より豊かな表現を求めるよう助言し、変えた方がよい部分を具体的に説明する。
もう一度和音や拍数について説明し、4分・2分音符で作る例を提示する。


自己評価カードの記入
次時の学習目標の確認
  • 本時の授業について自己評価カードに記入する。
  • 次時の学習内容を確かめる。
  • 評価カードの②の評価方法について説明する。
    ※教師用の画面を一斉送信で送る。
  • より豊かな音楽を表現する手立てがまだたくさんあることや、それらを工夫して楽譜を完成させることを伝える。
  • カードを集め、次時までにコメントを記入する。
  • 生徒全体の様子を見取る。
  • 学習課題を把握していない生徒に助言する。
  • 自己の活動を振り返り、具体的に評価したか。
    (観点①)
  

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