東京都稲城市立城山小学校  指導案

小学校2学年での活動例        稲城市立城山小学校  二見 美佐子

        
1.題材名 楽器ランドの探検
指導要領(1・2年):「A表現(1)のア、イ (3)のイ、B鑑賞(1)のウ
 
2.題材の目標 鍵盤楽器、木琴・鉄琴の音色に親しみ、基本的な奏法を学習して演奏
に生かす。
階名唱で模唱や暗唱したり、五線楽譜やリズム譜に親しんだりする。
 
3.教材 「トルコ行進曲」「明るい山びこ」「かっこう」「かえるの合唱」
4.指導計画(8時間扱い)
 

        ね ら い

主な学習内容

第一次(2時間)
「トルコ行進曲」をピアノと
マリンバの演奏で鑑賞する。

鍵盤楽器及び、木琴や鉄琴の

奏法や音色の違いを、実際の
楽器で調べたり体験する。
「トルコ行進曲」をピアノと マリンバの演奏で鑑賞す
し音色の違いや、思い浮かんでくる様子の違いを聴き比
べる。
オルガンやピアノなどの鍵盤楽器、及び木琴、鉄琴など
の音盤楽器で節遊びや物まね遊びをしながら、音色を調
べたり、奏法や扱い方を学習する。
第二次(2時間)
鍵盤ハーモニカでドレミファ
ソを使った節遊びをしたり簡
単な旋律を演奏したりする。
鍵盤ハーモニカでドレミファソを使った節遊びをする。
「明るい山びこ」の歌に合わせ、「ドレミ」を演奏する。
「かっこう」の曲の階名をリズムや拍にのって模唱し、
鍵盤ハーモニカで演奏する。
第三次(2時間)
コンピュータに「かえるの合
唱」の曲を入力し、再生しな
がら階名唱をやリズム打ちを
する。
タッピング演奏で、正しいリ
ズムでたたけるようになる。
「かえるの合唱」を階名で模唱したり暗唱する。リズム
譜の読み方を知り、手足や打楽器でリズム打ちする。
楽譜を見ながら、コンピュータに「かえるの合唱」の音
符を入力する。
コンピュータで演奏させ、一緒に階名唱したり、拍打ち
やリズム打ちをする。
いろいろな楽器の音色で再生させる。
正しいリズムでタッピング演奏をする。
第四次(2時間)
リズムや拍にのって、音盤楽
器・鍵盤楽器・打楽器の簡単
な合奏を楽しむ。
「かえるの合唱」の旋律を、鍵盤楽器や木琴・鉄琴で練
習する。
リズム伴奏を作ったり、リズム譜を見たりして、打楽器
の演奏を練習する。
楽器やパートを交代しながら、合奏を楽しむ。
  
  
5.本時の展開(第三次の第2時)
(1)ねらい
音符や楽譜、リズム譜に親しみ、正しく階名唱やリズム唱ができるようになる。
コンピュータで簡単な曲を入力したり再生したりできるようになる。
 
(2)展開
○主な学習内容    ・学習活動 ◇指導上の留意点       ★評価
「かえるの合唱」を階名で模唱したり暗唱
する。
ハンドサインを使って、高低を表現しなが
ドレミファソを歌う。
ハンドサインで「かえるの合唱」の階名を
表しながら階名唱する。
コンピュータに「かえるの合唱」を入力す
る。
コンピュータのマウス操作や機動の方法に
ついて説明を聞く。
(音楽帳Ver3.0「おんぷであそぼう」)を
機動させ操作方法の説明を聞く。
グループで助け合って教科書の楽譜を見な
がら、コンピュータに「かえるの合唱」の
を旋律を入力する。
   
正しく入力できたか再生させて確かめる。
コンピュータを再生させ、拍打ちで手拍子
をしたり、階名で一緒に歌って、正しく演
奏されているかどうか確かめる。
違った場合は修正し、拍打ちしながら一緒
に階名唱を繰り返す。
正しく入力できたことが確かめられたら、
別の楽器の音色を選んで演奏させ、楽しむ。
   
タッピング機能を使って、階名を歌いなが
ら1音ずつキーを叩いて、タッピング演奏を
楽しむ。
一人で全部タッピング演奏
2人や3人で数小節交互にタッピング演奏
打楽器のパートのリズム符を入力する。
リズム伴奏の入力方法の説明を聞く。
教科書を見ながら正しくリズム符を入力す
る。
コンピュータの演奏に合わせて3人グルー
プで、階名唱、リズム唱、リズム打ちをす
る。
ドレミファソの音程の高低感を感覚的にも
つかむために、模唱段階ではハンドサイン
を導入し階名唱する。
正しい音程で階名唱している。
ハンドサインを覚えて表現している。
コンピュータの導入指導と合わせて実施す
ることも可能である。2~3人のグループ
で協力して活動するように援助する。
音楽ソフトは低学年用を使う。教科書の楽
譜を見て正しく入力し、再生時の確かめで
は階名唱や拍打ちしながら聴く。
マウス操作などは小節単位で交代したり、
曲に合った早さで再生したりするなど約束
を決める。
   
正しく音符や休符を入力する。
グループで協力して、拍にのって階名唱を
する。
   
   
   
正しく入力できた後は、いろいろな楽器の
音色で再生し楽しむ。
   
タッピング演奏は、一人がキーボードでタ
ッピング、他のメンバーは拍打ちで手拍子
したり階名唱するという役割分担で交代す
る。また、2つのシフトキーを使って二人
で2小節交代で演奏するなど、ゲーム性も
導入する。
タッピング演奏しながら、休みや音符のリ
ズムを正しく表現できるように。
この時間ではリズム符の入力は発展として
扱う。教科書のリズム符を写すことで、リ
ズム符の読みの学習やリズム伴奏の付け方
の基礎を感覚的につかむことができる。
リズム符を正しく入力する。
協力してまとめの活動をする。
     
使用ソフト (音楽帳 Ver3.0「おんぷであそぼう」)
   
    

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