東京都稲城市立城山小学校  指導案

小学校4学年での実践例      稲城市立城山小学校 二見 美佐子

        
1.題材名 「ふるさとの音楽をつくろう」
学習指導要領(3・4年):「A 表現・創作」
(4)音楽をつくって表現できるようにする。
  曲の構成を工夫し、簡単なリズムや旋律をつくって表現すること。
2.指導目標:
(1)自分たちの生活する学校や地域のイメージ、思いなどを、簡単な旋律やリズム
で創作できるようにする。
(2)コンピュータを活用して、音楽を創作したり、映像と結びつけた作品を制作し
て発表したりすることの楽しさを体験させる。
3.指導計画(5時間扱い)
第1次(第1時)
(1)紹介したい場所や事柄について、簡単な詩を考えたり写真を選択させる。
第2次(第2時~第4時)
(2)音符や楽譜、創作の基礎的な事項と、アプリケーションの操作について学習さ
せた後、イメージに合うよう音色やリズムの組み合わせを工夫して、旋律を創
作させる。
(3)完成した音楽を、紹介したい映像(デジタルカメラの写真ファイル等)を挿入
したプレゼンテーションファイルに取り込んで、スライドショウができる作
品を完成させる。
第3次(第5時)
(4)完成した作品の発表会をする。視聴後は簡単な形式の記入カードを使ったり、
意見交換をしたりして感想を出し合い、イメージに合う表現を確認させる。
     
(歌詞に音楽を創作していく作業画面) (写真に音楽を創作していく作業画面)
   
4.指導上の留意点
(1)学習に使用する静止画像は、実際に児童が体験活動した時などに撮影した、
デジタルカメラの画像を活用する。可能な範囲で撮影に行ってもよい。
(2)歌詞や写真のイメージを音楽であらわしていくという活動の内容を、はじめに
しっかりととらえさせ、2~3人程度で1グループを作る。
(3)単パートで旋律ができたら、複数の音色を重ねたり、リズム楽器を入れたりし
て、よりリアルに表現できるように支援する。
(4)発表会では、全員一緒に聴いたり、ブース発表の形式にしたりするなど、発表
方法も計画させ、互いの作品のおもしろさを主体的に鑑賞し合えるようにする。
(5)発展としてグループ作業ソフトを使い、作品全部を収めて、紹介文も児童それ
ぞれが書き込んだ「ふるさとの音楽CD」を制作し、学校間交流に活用する。
  

参考資料(使用ソフト)

(1)「PowerPoint」,「はっぴょう名人」
   (プレゼンテーションソフト)

(2)「音楽帳 Ver3.0
   (作曲・編曲・演奏用ソフト)

(3)「イントラネット3」
   (グループ作業ソフト)

 

   
   

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