作曲では反行・逆行などの手法が用いられることがあります。反行とは、ある基準音を中心に旋律を上下反転させること。そして、逆行とは、旋律を前後逆順に入れ替えることです。更に、この両方を行うと反逆行となります。
この「旋律の変形」では、既に入力されている旋律を選択して、この反行や逆行、反逆行の処理を行わせることができます。
設定ダイアログボックス
小節を選択し、「拡張機能」メニューの「作曲拡張キット」から「旋律の変形」を選択すると、以下のようなダイアログボックスが表示されます。
「進行」「反行の基準音」などのオプションを変えると、「元の楽譜」（選択された小節の楽譜）をオプションに従い変形した楽譜が「編集後の楽譜」にリアルタイムに表示されますので、オプションを変えながらすぐに目で見てその結果を確認できます。
「試聴」ボタンにより、「元の楽譜」と「編集後の楽譜」のそれぞれを試聴することができます。
反行は、基準音を中心に鏡で映したように上下反転させる度数による方法と、基準音を中心に半音単位の音程で上下反転させる方法とが選択できます。
反行後の旋律がより自然な旋律となるよう、半音進行を保持するようにしたり、導音の処理を行うなどのオプションも選択できます。
反行や逆行などの変形を行った後の楽譜を、さらに度数を指定して音高を上下させたり、移調することもできます。
さらに、拍単位で変形後の旋律を前後させることもできます。
「OK」ボタンを押すと、選択された小節の楽譜が「編集後の楽譜」のように変更されます。
