bp2は、タイトルこそ「耳コピ音楽人-バンドプロデューサー2」とうたっていましたが、「耳コピ」機能としてはコード進行を検出するだけのものでした。基本的には、初代バンドプロデューサーから受け継がれた「8つのプロデュース」をメインに据えたパッケージだったのです。
「コード進行」を検出する耳コピ機能は多くのユーザー様に支持されてきましたが、バンドマンにとって耳コピしたいのはコードだけではありませんね。bp3では実際に「耳コピ」をする際に欲しくなる機能をたくさん採り入れました。
フレーズの耳コピを強力にサポート
「耳コピ」と聞いて最初に思い浮かぶのは何でしょう。「あの難しいソロのフレーズを完コピしたい」「ベースラインをコピーしたいんだけど聴き取りづらいんだよね」「昔ラジカセでA-B間リピートをテープがすり減るくらい繰り返してコピーしてたんだけど、今ならコンピュータで簡単にできないの」・・・。
そんな耳コピを強力にサポートする機能は、bp2以前のバンドプロデューサーにはありませんでした。bp5のフレーズ耳コピ機能について詳しくはこちらをご覧ください。
» フレーズ耳コピ
ベースラインを検出できるようになったおかげで、コード検出で重要となるルートや分数コードの検出精度も大きく改善されています。また、bp5ではMP3からの直接検出も可能になるなど、耳コピソフトとしての実用性もbp2とは比べ物になりません。
コード検出性能の進化
もちろんコード検出の性能はバージョンを重ねるごとに進化し続けています。ベースを推定し、コードの分割アルゴリズムが強化されたことで、より自然なコード進行が得られます。
食ったリズムも含めて、ビートや拍子を自動で検出する上に、指定部分の再検出ができたり、その後のコード修正の操作性も大幅に改善されたことで、見違えるくらいに便利になりました。
» コード検出
作品作りの機能や操作性が大幅に向上
bp3からは、耳コピモードと作成モードの2種類の画面を用意。作成モードで新たにできるようになった機能の一例をリストしてみましょう。
- リズムパターンをMIDIオブジェクトに変換
- リズムパターンのパート別貼り付け
- 複音による鼻歌作曲
- フレットボード・鍵盤によるMIDIリアルタイム入力
- MIDIの基準ピッチが392~466Hzに拡大
- リズムパターン数は381に、コード進行数は261に、MIDI素材数も169に増加
- 小節の挿入削除
- リズムパターンの食ったコードへの対応
- BGM自動生成機能
- VSTi/VSTの使用
- 外部MIDI音源の使用
- ステップシーケンサー
- MIDIイベント編集
- TABパネル
- コード入力パネル
- カスタムダイアグラムの登録
- 鼻歌作曲で4つのコード進行を提案
- 鼻歌作曲でコードの機能を指定
» 楽曲再作機能
リードシートや歌本の作成と編集ができます
bp2までは、検出・編集したコード進行を簡単なリードシートウィンドウに表示・印刷できるだけでしたが、bp5には強力なリードシート生成・編集機能が付いています。使える五線の種類も豊富で、耳コピしたフレーズやベースなどを音符化して、楽譜として仕上げることもできます。
さらに、コードネーム、コードダイアグラム、歌詞を配置した歌本の生成・編集も可能になりました。
最新のOSに対応
bp5は最新のWindows8にも対応しています。スクロールや拡大縮小などはタッチで操作することも可能です。画面デザインも最新のWindowsにマッチしており、23のデザインテーマの中からお好みの設定を選んで表示させることもできます。
bp2では1台のPCにしかインストールしてお使いいただけませんが、bp5では個人でご登録の場合に限り、自宅のデスクトップと、持ち歩き用のノートの両方にインストールして使うといったシーンにも対応しました。
» bp3との違い
» bp5の新機能
» バージョン比較表
バンドプロデューサー2のサポートサービスは既に終了しております。