私の名は「歌うスタッフ」って、超ベタですねぇ。
そうです、私、実は合唱人です。ということで、しばらくの間は「スコメFXでこんな楽譜がこんなに簡単に作れるんだよ」という話題を、合唱人の立場で連載してみようかと思ってます。

もちろん、合唱とは関係ないジャンルの方にもきっと役立つことと思いますよ。

では、第一弾として

連桁に関する小ネタを2つお教えしちゃいましょう。

その1 特殊な連桁が簡単に作れる

たとえば2/2拍子の曲で「ンタタタ」みたいに8分休符と8分音符でできたリズムの場合、3個の8分音符に連桁をつけます。このとき、休符にも連桁がかかっていると一目でリズムの感じが掴みやすいことがあります。そう、松下耕先生の楽譜にはよく出てきますね。
これが簡単に作れちゃいます。画面上の連桁を選択して特徴点を表示させ、CtrlとShiftキーを押したままはみ出させたい方の特徴点を任意の位置にドラッグすれば自由に作成できます。

実はこの「はみ出し連桁」、1つの音符に対しても有効なんです。三善晃先生の「五つの童画」の超絶技巧ピアノ伴奏パートなどで出てきます。
この例では旗がついていた16分音符を選択した状態で、[連桁]コマンド(Ctrl+B)を実行するだけです。いかがですか?

その2 小節線をまたぐ連桁が簡単に作れる

これもときどき見られるパターンですね。これも実に簡単です。連桁でつなぎたい音符を、たとえそれが隣の小節にまたがっていても、単にドラッグ選択した状態で、[連桁]コマンド(Ctrl+B)を実行するだけです。

おっと、初回なのでついつい力が入ってしまい、長くなってしまいました。

次回からも、こんなことができるんですよ!という小技を紹介していきます。お楽しみに。