最近部屋の中で色々な物が壊れる吹くスタッフです。face07

今回は、楽譜認識結果を修正する場合のインターフェースの改善についてお送りします。

FXシリーズでは楽譜の入力方法が大きく変わり、音符等を貼り付けると同時に、最適な位置にレイアウトを行うようになりました。(この動作はオフにもできます)
そして、小節幅も、貼り付けた記号に応じて最適な大きさに変化し、段落内に入らなくなれば、自動的に前後の段落に移動します。
この機能は、楽譜を一から作成する場合にはとても便利なのですが、楽譜認識結果の修正を行う時に、小節の位置が変わってしまい修正しづらい場合があるというご指摘を受けていました。
もちろんこのような動作に対応するために、前バージョンでも「小節ロック」という機能が用意してありましたが、効率的な修正のためには必ずしも十分ではなかったということで、今回FX2では「段落ロック」という機能を導入しました。
名称からわかりますように、段落が不用意に変化しないように固定するための機能です。
認識後は、各段落でこの機能がオンになっていますので、通常の認識結果修正で小節の幅が多少変化することはあっても、小節の位置が前後の段落移動することはありませんので、元の楽譜とほぼ同じレイアウトのままで編集することが可能です。

「画面」メニュー、「情報表示」をオンにしていただくと表示される、この三角が段落ロックの表示です。

もちろん、「段落」メニューのコマンドにより「段落ロック」をオフにすれば、小節の位置を前後の段落に移動させることも可能です。

また、段落ロックがオンになっていても、編集作業によっては、自動的に上下の段落に小節が移動できる場合もあります。

例えば、ある箇所に多数の小節を挿入した場合などです。

もちろん、こういった編集を行うということは・・・既に誤認識の修正は終わって編曲作業に入っているということですので、小節が移動しても良いですよね。
結構インテリジェントでしょ。face02