うた屋です。

「美しい楽譜を書こう」シリーズはちょっとお休みして、今日は意外と知られていない便利な修正方法を紹介します。

楽譜を認識させて、音符の長さが数箇所だけ違っているとか、臨時記号が欠落しているとか、

あるいは自分が書いた楽譜を良く見ると一部音の高さが間違っているとか・・・よくありますよね。

こんなとき、オーソドックスな方法としてはマウスを使って音符を移動したり、貼り付けなおしたりして修正すると思いますが、パソコンのキーボードだけを使ってサクサク修正する方法があるのはご存知ですか?

たとえば、次のように本来は全て8分音符なのに認識させると16分音符が一部に混在している場合。

この小節を一回クリックするか、矢印(←→)キーまたはタブキーを使ってこの小節の音符にキャレットを表示させます。

その状態から先は、PCキーボードだけでサクサク修正しちゃいましょう。矢印(←→)キーで修正したい音符を緑色に表示させたら、Ctrlキーを押したまま矢印(←→)キーで音符の種類を変更できます。この譜例の場合、16分音符のところを緑色にした状態でCtrlを押したまま「→」キーをタイプすると、8分音符に変更できます。


この状態でCtrlキーを押したまま「→」キーをタイプすると8分音符になります

臨時記号を付け忘れていたり、間違って認識されたときは、Ctrlを押したまま矢印(↑↓)で変更できます。音の高さ位置が違っていたら、Shiftキーを押したまま矢印(↑↓)です。

・・・この方法、一度覚えたら楽譜の修正や編集の効率アップ間違いなしですね。

補足:
この方法で音符の種類を変更したときは、自動スペーシングしませんので、必要に応じて再スペーシングを実行してください。