うた屋です。

1週空けてしまいましたが、サンプル楽譜解説シリーズの第4弾は、ショパンのピアノ曲の中で最も有名な「ノクターン第2番」です。

まずはファイルを開いて、演奏を聴いてみてください。アゴーギグ(テンポの変化)や装飾記号の微妙なニュアンスなど、楽譜に書かれていないことまで演奏表現していることがわかると思います。

そして、印刷してみてください。画面で見るとなんだかごちゃごちゃしていた印象かも知れませんが、印刷の仕上がりはとても美しくなっている思います。

ここにeスコア(スコアメーカーで作成する電子楽譜)の二大特徴がくっきりと現れているのです。微妙な演奏にニュアンスが表現でき、なおかつ高品質な印刷楽譜を出力できるのがeスコアの良さです。

どうやってこんな演奏表現を実現しているのでしょうか?それはマスク記号を表示させてみると分かります。(マスク記号の表示オンオフのショートカットはCtrl+Uでしたね。)

メトロノーム記号や強弱記号、アーティキュレーションや装飾音符などがびっしりと貼り付けられていますね。

もう一度Ctrl+Uでマスク記号を非表示にして、楽譜を眺めながら演奏を聴いてみましょう。まるで人が弾いているみたいじゃないですか。

楽譜自体にもいろんな技が使われていますよ。装飾記号(ターンやモルデントなど)の指番号や臨時記号、終わりから2段目の小音符の使い方など、楽譜を書く上でもいろいろと参考になるのではないでしょうか。

「サンプル楽譜はどこにあるの?」というお問い合わせが時々あります。スコメFXまたはスコプレFXを起動したら、[ファイル]メニューの[開く]コマンドを使って「マイドキュメント」または「ドキュメント」フォルダの中の「スコア○○○○FX○○」→「楽譜ファイル」フォルダを探してみてください。

こんなときにもファイル管理ツールがあれば、目的の楽譜ファイルがすぐ探し出せて便利ですね。