吹くスタッフです。
今回はサンプル楽譜「クラリネットとピアノのための4つの小品 op.5 より第1曲 (A. ベルク)」について解説します。
この楽譜の2ページ目冒頭のピアノパートは3段大譜表のように見えますが、実は違います。
3パートの単独譜表を、「ひげ括弧」で連結して表現しているのです。
組曲くるみ割り人形では、パート間を「通常括弧」で連結していましたが、括弧の種類を「ひげ括弧」にすると、見た目を大譜表のようにすることができます。
方法は、3パートの単独譜表を選択し、
プロパティで「括弧」を「ひげ」に設定します。
ちなみに、ピアノの五線が3つになっているのは6小節目だけで、他の小節は全てマスクし、小節によって五線が3本、2本と変化するピアノパートを表現しています
また、この楽譜のように、ピアノの右手と左手に別々に強弱の変化を付けたいときにも、このような表現が便利です