こんにちは。刻むスタッフですface11

サンプル楽譜「アルハンブラの思い出」の楽譜解説をお届けします。今回は、「黒玉と白玉を重ねる方法」です。

このサンプル楽譜の各小節の1拍目は、符尾が上向きの32分音符(黒玉の音符)と、符尾が下向きの付点2分音符(白玉の音符)が重なっています。

ギターやピアノの楽譜でときどき登場する書き方ですが、通常、同じ場所に32分音符と付点2分音符を入力すると、付点2分音符が横にずれた状態で入力されてしまいます。

サンプル楽譜では、どうやって作成しているのでしょうか?

黒玉に白玉を重ねる手順

  1. まずは下の画像のように、通常通り音符を入力します。
  2. 次に、黒玉の音符(ここでは32分音符)をクリックします。
  3. 「プロパティ」ウィンドウの「符頭」の状態をクリックし、「なし」を選択します。

  4. check!

    符頭「なし」を選択すると、選択された音符の符頭がなくなります。

  5. 次に、白玉(ここでは付点2分音符)の音符を選択します。
  6. 「プロパティ」ウィンドウの「オフセット」の値を変更します。
    今回は「0」を入れてみましょう。
  7. 「Enter」キーを押して確定すると、サンプルと同じように、黒玉と白玉が重なった音符が作成できますface01face22

記号を思い通りの配置にできないというときは、今回ご紹介した音符の符頭の種類やオフセットの値など、プロパティの値を調整すれば解決する場合があるかもしれません。

プロパティにどんな項目があるのかチェックして、色々試してみてくださいねface01