こんにちは。刻むスタッフです
サンプル楽譜「アルハンブラの思い出」の楽譜解説をお届けします。今回は、「黒玉と白玉を重ねる方法」です。
このサンプル楽譜の各小節の1拍目は、符尾が上向きの32分音符(黒玉の音符)と、符尾が下向きの付点2分音符(白玉の音符)が重なっています。

ギターやピアノの楽譜でときどき登場する書き方ですが、通常、同じ場所に32分音符と付点2分音符を入力すると、付点2分音符が横にずれた状態で入力されてしまいます。

サンプル楽譜では、どうやって作成しているのでしょうか?
黒玉に白玉を重ねる手順
- まずは下の画像のように、通常通り音符を入力します。
- 次に、黒玉の音符(ここでは32分音符)をクリックします。

- 「プロパティ」ウィンドウの「符頭」の状態をクリックし、「なし」を選択します。

- 次に、白玉(ここでは付点2分音符)の音符を選択します。

- 「プロパティ」ウィンドウの「オフセット」の値を変更します。
今回は「0」を入れてみましょう。

- 「Enter」キーを押して確定すると、サンプルと同じように、黒玉と白玉が重なった音符が作成できます



check!
符頭「なし」を選択すると、選択された音符の符頭がなくなります。
記号を思い通りの配置にできないというときは、今回ご紹介した音符の符頭の種類やオフセットの値など、プロパティの値を調整すれば解決する場合があるかもしれません。
プロパティにどんな項目があるのかチェックして、色々試してみてくださいね













