吹くスタッフです。
“シゲさん”の前回の記事に紹介がありました演奏順序設定パネルですが、場合によってはこんな使い方もできるという話題です。
これは、私が実際にバンドのための楽譜を作ろうとして遭遇した「実話」です。
バンドスコア譜25ページをスキャンして認識しました。
早速曲の最初から演奏してみたら、25ページあるはずなのに、すぐにエンディングになって終わってしまいます。
演奏時どこかがすっ飛ばされているようです。曲の最初から問題を探していくのは面倒だなあ・・・と思いましたがここで気がつきました。
そうだ!、FX5新機能の演奏順序設定パネル見てみよう!
上側のコンデンスビューにある「D」が、下側のシーケンスビューにありません。
更によ~く観察しますと、コンデンスビューの「BCD」の流れと、「EFG」の流れがちょっと違いますね。
問題は「C」と「D」の境目の小節線です。
ここで、コンデンスビューの「C」や「D」の部分をダブルクリックしてみましょう。
楽譜のそれぞれのブロックの開始位置にジャンプします。
この楽譜の場合はすぐに原因がわかりました。
厚いスコア譜だったので、画像の右端が影になってが認識できなかったようです。
記号パレットからを楽譜に貼り付けると、演奏順序設定パネルの表示が変わり・・・
ちゃんと25ページ分演奏するようになりました。
こんな風に、誤認識を見つけるために演奏順序設定パネルを使うことができる場合もあるんです。