アルトサックスばっかり吹いてたら、トロンボーンがあまり吹けなくなってきた吹くスタッフです。
ちょっと?なタイトルですが、心当たりのある方はいらっしゃるかもしれません。
誤認識している音部記号を正しいものに貼り付け直したら、音符の上下方向の位置が変わってしまった
逆に、元と違う音部記号を貼っても音符の上下方向の位置が変わらず、どの位置にしたら元と同じ音で演奏されるのかがわからない
といった話です。
もちろん音符の上下方向の位置は、変わってほしくない場合と変わってほしい場合がありますよね。つまり、
1) 楽譜認識で、音部記号が誤認識している場合は、音部記号を修正したからといって、それ以降の音符の上下方向の位置が変わってもらっては困ります。
2) また、たとえばト音記号の楽譜を、ヘ音記号の楽譜に変更したい時に、ヘ音記号を貼ったら修正前と同じ音が鳴るように、音符の上下方向の位置も自動的に変わってほしいですよね。
実はスコアメーカーはどちらにも対応できるようになっています
作成モード、「ツール」メニュー、「オプション」の、「全般」、「編集」に、「音高の自動変換」というチェックボックスがあります。
これにチェックが入っていると、貼り付けた記号に従って音符の上下方向の位置が変化します。
上記2)の場合は、ここにチェックを入れておけば、自動的に、ヘ音にした場合に同じ音が鳴るように、音符の上下方向の位置が変わります。
上記1)の場合は、「音高の自動変換」のチェックをオフにしておけばいいのです。
「音高の自動変換」がオンの場合、以下のような動作になります。
・音部記号の貼り付け
演奏の音が同じになるように、音符の上下方向の位置が変化します。
・調号の貼り付け
演奏の音が同じになるように、自動的に臨時記号が付いたり削除されたりします。
・パートのキーの変更
演奏の音が同じになるように、音符の上下方向の位置が変化します。
このような動作をしてほしくない場合は、「音高の自動変換」をオフにすればいいのです。
楽譜の修正で、音符の上下方向の位置が意図せず変化したり、逆に、音符の上下方向の位置が、自動で変化してほしいのに変化しなかった場合は、「音高の自動変換」のチェックを確認してみましょう
アルトサックスとトロンボーンの楽譜は移調楽器のキーも音部記号も違うので、吹くスタッフは「音高の自動変換」をいつも確認しています。