吹くスタッフです。

前回、Proの場合に、ドラム譜用のパートテンプレートを使ったり追加したりする方法を説明しましたが、細かい部分をもう少し詳しく説明してみましょうface01

ドラム譜では、ドラム音符の縦方向の位置や、符頭の種類が、スコアメーカーの標準ドラム譜と異なるパートテンプレートを作成することもできますicon12

ドラム譜は、ドラムセットの中の太鼓やシンバルを、五線上の縦方向のどの位置に、どのような符頭で書くかが、厳密には決まっていません。

このため、ドラマーの皆さんの中には、スコアメーカーの標準ドラム譜とは違う書き方にしたいと思っている方もいらっしゃるかもしれませんicon09

このようなドラム譜用パートテンプレートを作成するには、

まず、前回の記事の後半の、ドラム譜用パートテンプレート作成方法と同じようにドラム譜パートテンプレートを作成します。

音色の「詳細」をクリックした後、「ドラム譜」ダイアログボックスで、「セット名」を変更しておきます。

この後、音符の縦方向の位置や符頭を変更します。

ハイハットの縦方向の位置を変えるには、


ここをクリックし、


ここで縦位置を変更します。

リムショットの符頭を変更するには、


ここをクリックし、


ここで符頭の種類を変更します。

「OK」して「ドラム譜」ダイアログボックスを終了し、「パートテンプレートの設定」ダイアログボックスで、「テンプレート名」などを設定して「OK」してください。

作成したドラム譜用パートテンプレートを、前回の記事の前半のようにして適用すると、設定した縦方向の位置や符頭種類でドラム譜を入力することができるようになりますicon22

リズム譜用パートテンプレートの作成方法も説明しておきましょうねface02

ドラム譜の場合と違うのは、「パートテンプレートの設定」ダイアログボックスで、「新規テンプレート」によりパートテンプレートを作成した後、譜表の種類を「リズム譜」にすることと、

音色の「詳細」で表示されるダイアログボックスがリズム譜用になっていることです。

「リズム譜音色設定」ダイアログボックスでは、「上段」、「線上」、「下段」の音色を選んでください。
「使用するドラムキット」を変更すると、別の音色が選べる場合もありますのでいろいろお試しください。

これまではリズム譜の音色の組み合わせを保存しておく手段がありませんでしたので、パーカッショニストの皆さんにとってもスコアメーカー10は使いやすくなっているのではないかと思いますface01