吹くスタッフです。

前回、グレースケールで画像をスキャンしても表示はモノクロというお話をしました。
実はグレースケールで画像をスキャンした場合も、

五線認識などの認識処理は、このようなモノクロ画像を処理しているのです。
認識に最適なモノクロ画像になるように、2値化しきい値を検出していますが、状況によっては最適でない値が計算されてしまう場合もあります。

そうなると、モノクロ画像が濃すぎたり薄すぎたりして、五線認識に失敗したり、楽譜の認識率が悪化したりしてしまいますicon10

このような場合、従来は、原因となりやすい画像内のイラストを消したり、モノクロでスキャンし直したりして対処するしかありませんでしたが、新スコメでは、2値化しきい値を変更することができるようになりましたicon01

2値画像表示の画像が濃すぎたり薄すぎたりするようなら、2値化しきい値を変更してみましょう。
(以下の画像は、説明のためにあらかじめ2値化しきい値を変更してあります)

「パート構成」ステップや、「五線記号」ステップになっていたら、「ページ登録」ステップに戻ってください。

画像をクリックして選択し、

「編集」メニューの「2値化しきい値設定」を実行します。
(「2値化しきい値設定」などの画像編集を行った場合は、「パート構成」や「五線記号」の編集は再度行う必要があります)

画像が適切な濃さになるようにスライダーを動かし、OKしてください。

2値化しきい値設定の目安としては、五線や記号がかすれない範囲でなるべく薄く設定すると良いでしょう。

これで、新しい2値化しきい値で、五線認識や楽譜認識が行われるようになりますface01