アルトサックスばっかり吹いてたら、トロンボーンがあまり吹けなくなってきた吹くスタッフです。

ちょっと?なタイトルですが、心当たりのある方はいらっしゃるかもしれません。

誤認識している音部記号を正しいものに貼り付け直したら、音符の上下方向の位置が変わってしまったicon10
逆に、元と違う音部記号を貼っても音符の上下方向の位置が変わらず、どの位置にしたら元と同じ音で演奏されるのかがわからないicon10

といった話です。

もちろん音符の上下方向の位置は、変わってほしくない場合icon15と変わってほしい場合icon14がありますよね。つまり、

1) 楽譜認識で、音部記号が誤認識している場合は、音部記号を修正したからといって、それ以降の音符の上下方向の位置が変わってもらっては困ります。

2) また、たとえばト音記号の楽譜を、ヘ音記号の楽譜に変更したい時に、ヘ音記号を貼ったら修正前と同じ音が鳴るように、音符の上下方向の位置も自動的に変わってほしいですよね。

実はスコアメーカーはどちらにも対応できるようになっていますicon01

作成モード、「ツール」メニュー、「オプション」の、「全般」、「編集」に、「音高の自動変換」というチェックボックスがあります。

これにチェックが入っていると、貼り付けた記号に従って音符の上下方向の位置が変化します。
上記2)の場合は、ここにチェックを入れておけば、自動的に、ヘ音にした場合に同じ音が鳴るように、音符の上下方向の位置が変わります。icon12

上記1)の場合は、「音高の自動変換」のチェックをオフにしておけばいいのです。icon22

「音高の自動変換」がオンの場合、以下のような動作になります。

・音部記号の貼り付け
演奏の音が同じになるように、音符の上下方向の位置が変化します。

・調号の貼り付け
演奏の音が同じになるように、自動的に臨時記号が付いたり削除されたりします。

・パートのキーの変更
演奏の音が同じになるように、音符の上下方向の位置が変化します。

このような動作をしてほしくない場合は、「音高の自動変換」をオフにすればいいのです。

楽譜の修正で、音符の上下方向の位置が意図せず変化したり、逆に、音符の上下方向の位置が、自動で変化してほしいのに変化しなかった場合は、「音高の自動変換」のチェックを確認してみましょうface01

アルトサックスとトロンボーンの楽譜は移調楽器のキーも音部記号も違うので、吹くスタッフは「音高の自動変換」をいつも確認しています。