吹くスタッフです。
前回、スペーシング品質の向上として、記号同士の重なりの低減について説明しました。
スコアメーカー8Proでは、このようなスペーシング品質の向上だけでなく、スペーシングの比率を簡単に変更できる機能が追加されています
「ファイル」メニュー、「楽譜の設定」の、「記譜ルール」、「スペーシングルール」で設定します。
「音符の配分」を見ると、4分音符や2分音符などに長さ(テンス)が設定されています。
ページビューでは、それぞれの音価に設定された長さの比に応じて、小節内に音符が配分されます。
これらの数字は自由に変更することができますが、従来バージョンのProでは、これらを、ある1種類の比率に設定し直すこともできました。
これに対し、スコアメーカー8Proでは、1種類だけではなく、4種類の比率から選ぶことができます。
「比率を維持」にチェックを入れ、リストから選択します。
それぞれを選択すると、以下のような配置になります。
白金比(4分音符50T)
黄金比(4分音符50T)
スコアメーカー標準(4分音符50T)
コンパクト(4分音符50T)
今度は、比率を維持のまま、音価に設定された長さを変更してみましょう。
比率を維持の場合、ある音価の長さを変更すると、他の音価の数字も比率を維持したまま変更されます。
以下は段落ロックがオフの場合の例です。
コンパクト(4分音符50T)
コンパクト(4分音符40T)
コンパクト(4分音符30T)
音符が詰め込まれた狭い小節がたくさんある楽譜、逆に音符の少ない楽譜、五線の高さが大きい楽譜、小さい楽譜、楽曲のジャンルなどで、どの比率が一番読みやすいかは変わってくるでしょう。
スコアメーカー8Proでは、これらのスペーシング比率を簡単に変えることができますので、その楽譜が一番きれいに見える配置にすぐに変えることができますよ
さて、スコアメーカー8シリーズへのバージョンアップサービスは、いよいよあと一週間で締め切りです。
手続きするなら今でしょ!