吹くスタッフです。

楽譜上に音部記号などを貼った時に、その後の音符の音高が変わってしまうicon10 あるいは逆に、音高が変わらないため、鳴って欲しい音と違う音で演奏されてしまうicon10 といった状況に遭遇した方がいらっしゃるかもしれませんface10

これらは、

「音高の自動変換」という機能をオンオフすることで対応できます。

「音高の自動変換」は、「ツール」メニュー、「オプション」で開く「オプション」ダイアログボックスの、「全般」、「編集」にあります。

認識した楽譜の修正中は、多くの場合、音部記号を貼っても音高は変わってほしくありませんよねicon21
このような場合は、「音高の自動変換」をオフにしてから音部記号を修正しましょうicon01

逆に、認識結果の修正が終わり、楽譜全体の音部記号を変えたりする場合は、音部記号を貼ったら音高が変わる方が良いかもしれませんicon23
このような場合は、「音高の自動変換」をオンにしてから楽譜全体の音部記号を変更しましょうicon01

「音高の自動変換」が影響する操作としては、音部記号の貼り付けの他に、

・パートのプロパティ、「譜表の種類」変更で音部記号が変わった場合の音高の状態
・調号を貼った場合の臨時記号の状態
・パートのプロパティで「キー」を変更した場合の音高・臨時記号の状態

PROの場合は、
・パートに「パートテンプレート」を適用した場合の音高・臨時記号の状態
があります。

調号を貼ると、「音高の自動変換」がオンの場合は、貼り付け前と同じ音の高さになるように、小節内の臨時記号が自動的に変更されます。

最後の「パートテンプレート」の適用については、「パート」メニュー、「パートテンプレートの適用」コマンドで表示される「パートテンプレートの適用」ダイアログボックス内で、「音高の自動変換」を効かせるか効かせないかを指定することができますicon01

「音高の自動変換」がオンなのかオフなのかをチェックするのが面倒という方は、ショートカットキーを使ってみましょう。
Ctrl キー、 Shift キー、 O (オー)キーを同時に押すと、「オプション」ダイアログボックスが開きますface01