ついに度付き眼鏡(自動車運転用)を買ってしまった吹くスタッフです。
ライブでかけてみたら比較的好評(?)でした。(楽譜は逆に見えなかったけど)
今回は、画像のゴミについて。
スキャナで画像をスキャンするときに、場合によっては、冊子の影などのゴミを画像編集の削除や抜き取りによって消してください・・・とリファレンスマニュアルの89ページ以降に書いてありますが、もちろん問題なければ削除しなくてもかまいません。
でも、どのような場合が問題なく、どのような場合が問題があるのかわかりにくいですよね。
タイプ別に説明してみたいと思います。
☆以下、モノクロ2値画像で説明します。
グレーなどの階調画像の場合は、モノクロ2値画像に変換した場合に、そのような状態になりそうかを想像して対処してください。
1)網掛けの図柄
網掛けの図柄や、2値化すると網掛けになるような図柄が広範囲に存在する場合、場合によっては五線の認識に失敗する場合があります。
画像に赤い×が表示されてしまう場合、そのような部分を削除すると認識できるようになる場合があります。
2)紙の質感が荒い場合の影
(クリックすると拡大します)
紙がざらざらしている楽譜で、スキャン時に冊子の影ができる場合、1)の網掛けと同じような状態になってしまう場合があります。同じように、五線が認識できない場合はその部分を削除してみてください。
3)五線に近い影
冊子の影が、五線に接触してしまった場合。
このような場合、右端の小節線が見えない状態で認識される場合があります。
非表示マスクされた小節線として認識されていますので、認識結果の小節線を選択していただき、マスクのチェックを外していただくと、見えるようになりますが、画像の段階で、影が五線に接触しないようにしていただくと、最初から見える状態で認識できるようになる可能性があります。
4)表題などに、細い横線がある場合
表題などの領域に、細い横線が存在する場合、これをリズム譜と誤認識する場合があります。
認識オプションで「リズム譜」のチェックを外していただいても良いですが、リズム譜を認識する必要もある場合は、画像上でこの横線を削除してみてください。
5)表題などに、広い黒領域がある場合
表題などの領域に、細い横線でなく、塗りつぶされた広い領域がある場合も、4)と同様にリズム譜を誤認する場合があります。
4)と同様に対処してください。
6)作曲者名などの文字
作曲者などの文字を、歌詞として誤認識する場合があります。
認識オプションで「歌詞」のチェックを外していただいても良いですが、歌詞を認識する必要もある場合は、画像上でこれらの文字を削除してみてください。
もちろん、誤認識した歌詞を、楽譜編集で削除することも可能です。
それでは。