先週はサボっていたうた屋です。(サボっていたのは仕事ではなくて、このブログの更新のことですよ。)
さて、FXになっていろいろと新しい概念が登場して長年のスコメユーザーの方からすると、いろいろと面食らうことも多いようです。
そこで、今日はFXから登場した数字の単位であるTenth(テンス)とcmm(センチミリメートル)についてお話しましょう。
Tenthは、10分の1という意味があります。FXでは、五線の線間の10分の1を”1テンス”としています。
一方のcmmは、ミリメートルの100分の1です。cm(センチメートル)がメートルの100分の1であることは学校で習いましたよね。
では、それぞれどういう場面で使われているでしょうか?
Tenthは、段落と段落の間隔を指定するときや、スペーシング(音符の間隔)のルールを設定するとき、アーティキュレーションの位置を決めるときなど、五線の高さに応じて変更したい場所で使われています。FXでは、五線の高さがパートによって任意に設定できるので、このTenthはとても重要な役割を果たしています。
一方のcmmは、五線や符尾、加線など線の太さなどの微細な単位として[楽譜の設定]などで登場します(Proのみ)。実際には、内部的な位置情報はすべてcmmで管理されています。これにより、従来のバージョンから比べると格段に楽譜としての表現能力が増しました。
スコアメーカーFX Proでは、これらの単位を使って楽譜を”効率的に”、”自由に”、”美しく”仕上げることができます。