吹くスタッフです。
今回は認識結果の修正という観点でのTipsをお送りします。
連符の数字や、タイ、クレッシェンドなどを、認識結果そのままでなく、少し移動したい場合がありますよね。
このあたり、FX以前の旧バージョンと少しインターフェースが変わっていますので、戸惑った方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、連符の数字を、括弧の傾きはそのままで上下に平行移動したい場合どうすれば良いかといいますと・・・
1)選択カーソルを動かして、連符の括弧の端あたりに移動します。
2)連符数字が黄色く表示されているのを確認します。
3)ここで、マウスの左ボタンを押してそのまま上下に動かします(つまりドラッグですね)。
ここで注意点です。
3)で、すぐにドラッグせず、思わずボタンを離してしまうと、連符数字のホットスポットの四角が表示されます。
この状態で、「しまった、離してしまった」と、もう一度ドラッグすると、意図した動作にはなりません。
つまり、今度はクリックした側のホットスポットだけが移動しますので、連符括弧が傾いてしまいます。
(連符括弧を傾けたい場合はこれで良いのですが)
どういう考え方かといいますと、
・その記号が黄色く表示された状態でそのままドラッグすると、全体が並行移動する
・いったんクリックすると、ホットスポットが表示され、それぞれのホットスポットを個別に移動できる
ということなんですね。
そして注意点2です。
全体を並行移動させるためには、まずその記号が黄色く表示される場所に選択カーソルを移動する必要があります。
ホットスポットの近くに移動する必要がありますので、連符の場合は、連符の数字の付近ではなく、括弧の端あたりになります。
スラー、タイや、クレッシェンドなども、同じようなインターフェースになっています。