うた屋です。

いよいよ合唱曲・・・というか重唱曲の登場です。

「おお美しい夜よ」は、ブラームスによってピアノと混声の四重唱のために書かれた「4つの四重唱曲(Vier Quartette)Op.92」の第一曲です。

ピアノによる前奏部分に続いて、ソプラノ、アルト、テノール、バスの4パートの歌が登場します。

タイトルや歌詞にドイツ語の「ウムラウト」が使われています。スコアメーカー5以前ではウムラウトなどの特殊文字は歌詞など一部で、しかも限定的にしか使えなかったのですが、FX以降はUnicodeに対応したことにより、歌詞だけでなく発想標語や自由テキストなどに自由に使えるようになりました。もちろんハングルやキリル文字などの特殊な言語にも対応しています。

ピアノパートには、左手から右手につながる8分音符のところで、向きが上下混在した符尾をきれいにつないでいますね。連桁の角度は任意に調整できるので、このような複雑な形も簡単に作れます。(画面上では表示倍率によっては多少ゆがんで見えることがありますが、印刷するとキレイな連桁になっていることがわかります。)

そして、なんと言ってもこの楽譜の特徴は歌詞でしょう。以前FX2の歌詞編集という記事でも詳しく紹介しましたが、この楽譜の歌詞のようにハイフンや音引き線などの入力が簡単にできるのも、楽譜作成ソフトの便利なところです。