吹くスタッフです。
前回、パレットパネルの説明で、パレットから記号を探してみたりしました。
フルセットパレットを開くと、たくさんの記号が並んでいますが、これがスコアメーカーで貼り付けできる全ての記号・・・という訳ではありません。
例えば、連符はパレットから貼り付けるのではなく、入力済みの音符を選択して、連符設定したりしますよね。
Ctrl + Tキーを押したり、
メニューからコマンドを実行したりします。
新スコメでは、連符のコマンドは「記号」メニュー内にあります。
「記号」メニュー内には「連符」の他に、「連桁」、「X Time Play」という記号もあります。(X Time Play はPlatinumのみ)
ここで「X Time Play」の使い方を説明してみましょう。
まず、楽譜上の音符などの記号を選択した後、「記号」メニューの「X Time Play」コマンドを実行すると、「X Time Play」ダイアログボックスが開き、X Time Playの設定が行えるようになります。
「演奏指定」の「演奏」の部分で、その回で演奏する「〇」かしない「×」かを設定します。
同じく、「操作」の部分で、回数を増やしたり減らしたりすることもできます。
「テキスト」を編集して「2nd Time Tacet」のような表示にもできます。
音符だけでなく、発想標語の演奏効果を特定の回数だけ効かせるような使い方もできます。
例えば「8va で1オクターブ上げるのは2回目だけ」といった設定も可能です。
このような使い方の場合は「マスク」にチェックを入れておくと良いかもしれませんね
「X Time Play」 も、「連符」と同じように、貼り付け済みの記号を選択してから設定するので、パレットではなく、このような場所にあるのです。
その他にも、フルセットパレットに無いけど貼り付けられる記号はいろいろあります。
例えば、上下に8の付いた音部記号はどのように入力したらいいでしょうか。
音部記号を貼り付けて、クリックしたままそのままマウスを上下に動かすと、8が出てきます。
これは「ドラッグ入力」と呼ばれるものです。
パレットに無い拍子記号(9/8など)も、ドラッグ入力で入力することができます。
タブ譜で「人」や「中」という運指記号が書かれる場合がありますが、これもドラッグ入力で入力できます。
「ドラッグ入力」は、上下だけでなく、左右にも動かしてみましょう
「プロパティ」で更に細かい設定を行うことができる記号もあります。
例えば拍子記号であれば、独立拍子や、特殊な拍子記号も設定可能です。
貼り付けたい記号が無いなあと思ったら、ドラッグ入力したり、プロパティやリファレンスマニュアルを調べてみたりしてみてくださいね