こんにちは。うた屋です。
FXシリーズもFX2シリーズも、音符の間隔(スペーシング)が柔軟になり、マウスやキーボードで音符を貼り付けていくだけで、自動的に小節線の位置まで最適にレイアウトしてくれます。
ところで…
FX ProやFX2 Proには「スペーシングルール」を自分でカスタマイズすることができるようになっています。「スペーシングルール」の設定画面を開くと、下図のように「小節幅の均等度」と「歌詞の優先度」という項目があるのはご存知でしたか?
一つの音符にたくさんの文字でできた歌詞が付く外国語の楽譜などの場合、音符の間隔だけでスペーシングすると、歌詞同士が重なることがよくあります。そのようなときは、この「歌詞の優先度」を優先側に設定しておくと、音符だけでなく歌詞も考慮したスペーシングをしてくれるようになります。
通常このように歌詞が重なる場合でも・・・ ↓
音符だけでなく歌詞の長さも考慮してスペーシングします ↓
この機能はFX Proからあったのですが、FX2になってスペーシングのクオリティ全体が向上したので、合唱曲や英語のヴォーカルの楽譜を作るときはこの設定で楽譜を作成することをお勧めします。
FX2(Liteも含む)でも、合唱系のテンプレートはこの設定になっています。外国語の歌詞を多用した楽譜をイチから作成するときは、新規作成ウィザードで合唱のテンプレートを選択すると、歌詞が重ならないきれいな楽譜が作れるようになりますよ。