さて、「山椒は小粒でぴりりと辛い」FX4のちょっとした改良シリーズ。今日は、演奏のピッチのお話です。FX3のときから、演奏の基準ピッチはA=440Hzに対して±10ヘルツ調整できたのですが、FX4ではその調整幅が大きく拡大して392~466Hzに設定できるようになりました。
これは、
「バロックピッチ」をはじめとするさまざまな演奏ピッチに対応するためのものです。
一口にバロックピッチといってもいろいろあるんですね。先日ヘンデルのメサイアを歌ったときは、電子チェンバロを415Hzに設定して演奏しました。これはほぼ半音低い設定になります。これがカンマートーンといって狭義のバロックピッチなんだそうです。
その他にも、ベルサイユピッチとかコーアトーンとかいろいろあるようです。Wikipediaなどで調べた限り、FX4の演奏ピッチはこれらをすべてカバーしたことになります。