皆さんこんにちは、bp開発人bです。
使いこなすと便利な「MIDIのイベント編集」ですが、MIDIを良く知らない人は、「数字が並んでるだけで、訳わからん???」となってしまうこともあると思います。そこで今回から数回に分けて「MIDIのイベント編集」について解説してみたいと思います。
今回は画面の見方について説明します。

MIDIオブジェクトの右クリックして、メニューから「MIDIのイベント編集」を選びます。

「MIDIのイベント編集」ダイアログが開きます。なにやら数字がいっぱい並んでいます。

この画面では、上から下へ曲の時間経過に沿って、イベントが表示されているのです。今回はこれらが何なのか説明します。

まずは、左の5列です。これらはイベントの時間に関する数字です。

Index
イベントの順番です。あんまり気にしなくて良い数字です。
Time
MIDIオブジェクト先頭からの時間です。単位はTickです。
バンドプロデューサーは、4分音符=480Tickです。
※他のシーケンサなどで作成したSMFを貼りつけた場合、4分音符=480Tickではない場合もあります。
Meas
小節番号です。
トラック上の小節番号が表示されています。
Beat
小節内での4分音符での拍数を表します。
Div
直前の拍位置からの時間をTickで表しています。

次に残りの4列です。これらはイベント自体を表す数字です。

Stat
イベントの種類とMIDIチャンネルが16進数で表示されています。
右側(1桁目)の数字は、MIDIチャンネルを表し0~Fが入ります。
左側(2桁目)の数字は、イベントの種類を表し、9~Eが入ります。イベントは以下の6種類です。
ノート(音符、9x)、ポリフォニック・キー・プレッシャー(Ax)、コントロール・チェンジ(Bx)、プログラム・チェンジ(Cx)、チャンネル・プレッシャー(Dx)、ピッチ・ベンド(Ex)
Data1、Data2
各イベントのパラメータが入ります。
Gate
音符の持続時間です。従ってStatが9x以外の場合は、無視して良い数字です。

こんな感じで、いろいろなイベントが表示されています。

各イベントのパラメータなど、より詳しく知りたい方は、MIDIの企画書や、専門書をご覧ください。
またインターネット上には、かなり詳しく解説してあるページがありますので「MIDI」などで検索してみてください。