バンドプロデューサーのコード検出には、いろいろな曲に対応できるように「コード検出の設定」が用意されています。簡単に使うには「基本タブ」で、ジャンルを決めたり、テンションレベルを決めたりするだけで良いのですが、今回はもう少しレベルアップして、「詳細タブ」の設定に挑戦してみましょう。
■ ベースを検出する
コード検出ではコードルートの決め方が重要です。
コードルートはベースが弾いていることが多いので、ベースを検出することでコード検出が正確になります。
bp3ではベース検出がより正確になる方法を採用しました。その機能を使う場合にチェックを入れます。
チェックを外すとbp2の方法でコード検出します。ベースに関する他の設定はすべて無効になります。
どんなときに使う?
一般的な曲すべて
■ 1拍目だけでベース検出する
ベースラインが4分音符で変わる曲では、ルート以外の音をコードルートにしてしまう場合があります。ベースは1拍目にコードルートを弾く場合が多いので、1拍目だけでベース検出すればルート間違いを軽減できる場合があります。
どんなときに使う?
ウォーキングベースなど、ベースがよく動く曲に使うとよいでしょう。
■ 分数コードを検出する
文字通り、分数コードを検出したい場合に使います。
コード音域で検出したコードルートとベース音域で検出したベース音が一致していない場合、分数コードとして出力します。
通常のコード検出では、コードルートはベース音を参考に決めるため、場合によっては間違ったコードになります。そのためデフォルトではオフになっています。
※分数コードの検出は、部分的に使おう!
コード検出後、どうもコードが合ってない場合、そのコードの部分で右クリックするとポップアップメニューが表示されます。「分数コードを検出する」を選ぶと、その部分だけ分数コードありで検出できます。一般的な曲では、全体的に分数コードを検出するより部分的に分数コードを検出した方が修正が楽になるでしょう。
他にもいろいろ設定項目はありますが、また別の機会に紹介したいと思います。
それではまた!(bp開発人Y)