皆さんこんにちは、bp開発人bです。
今回は、MIDIのイベント編集第2弾、音符（ノートイベント）の追加と編集の巻です。練習としてこんなMIDIオブジェクトを作ってみましょう。
まずはトラックに「オブジェクトウィンドウ」の「MIDI」タブから「空のピアノ」を貼り付けます。すると、「MIDIの編集」ダイアログが表示されるのでそれを閉じます。「空のピアノ」を右クリックして「MIDIのイベント編集」を選択します。「MIDIのイベント編集」ダイアログが開きます。
イベントの追加
ツールバーの「イベント追加」ボタンをクリックします。
MIDIオブジェクトの最後に、コントロールチェンジ（このオブジェクトの最後のイベントと同じもの）が追加されました。
イベントの変更
追加されたコントロールチェンジを音符に変更します。
「Stat」の列にあるB0をダブルクリックすると、イベント種類のリストがでるので、ノートオンを選択します。
イベントがノートオン（90）に変わります。
楽譜にはあと2つ音符があるので、この状態で「イベント追加」ボタンを2回クリックします。
※今回はノートオンが選択状態なので、ノートオンが追加されます。なのでイベントを変更する必要がありません。
音程の変更
音程の変更は、「Data1」の列に表示されているノートNo.を変更します。ノートNo.をダブルクリックして、順番にノートNo.を60（ド）、64（ミ）、67（ソ）に変更します。
発音タイミングの変更
「Beat」の列に表示されているBeat（拍）をダブルクリックして変更します。
ノートNo.64のミは2拍目なので2に、ノートNo.67のソは3拍目なので3に変更します。
さらに細かくタイミングをずらしたい場合には、「Div」の列に表示されている拍からの時間（Tick）を変更します。例えば8分音符分ずらしたい場合は、拍からの時間を240にします。
※今回の場合、タイムベース（4分音符あたりのTick）は480Tickです。
音の長さの変更
音符の長さは「Gate」の列に表示されているゲートタイム（Tick）をダブルクリックして変更します。各音符のTickは、4分音符は480、8分音符は240、2分音符は960になりますが、実際の演奏データとしては、各音符のTickの9割程度の値が一般的ですので、それぞれ432、216、864としましょう。
音の強さの変更
音の強さは、「Data2」の列に表示されているベロシティをダブルクリックして変更します。
ド、ミには特に強弱記号が無く、ソにはffが付いているので、ドとミのベロシティよりソのベロシティを大きくします。例えばド、ミのベロシティは88に、ソは108としてみましょう。
以上で楽譜通りのMIDIオブジェクトができました。
